韓流ブームを巻き起こした伝説の俳優ペ・ヨンジュン(通称ヨン様)が、2024年12月に韓国の延世医療院へ30億ウォン(約3.3億円)を寄付していたことが最近になって明らかになり、大きな話題を呼んでいる。

突然の寄付発覚、その背景とは?
この事実は、延世医療院が2024年12月に発行した院内ニュースレターで公表されたもの。ペ・ヨンジュンは、寄付金について「厳しい状況の中でも医療が持続的に発展し、未来医学をリードする機関に成長することを願い、寄付を決定した」とコメント。また、「この寄付が低所得層の青少年や乳幼児を含むすべての人々が健康な社会を築くための礎となることを願う」と語っている。
華やかな芸能界から姿を消して久しいヨン様が、なぜこのタイミングで寄付を行ったのか。そして、彼の現在の生活とはどのようなものなのか?
2011年以降の「隠遁生活」
ペ・ヨンジュンは2011年のドラマ『ドリームハイ』に特別出演したのを最後に、俳優業から遠ざかった。それ以来、彼は公の場にほとんど姿を見せず、2015年に女優のパク・スジンと結婚。その後、2016年に第一子、2018年に第二子を授かり、家族とともにハワイで静かに暮らしているとされる。
一部の報道によると、彼はハワイの名門校イオラニ・スクールにも寄付をしており、子どもたちの教育環境にも関心を持っているようだ。
俳優引退後も変わらぬ圧倒的な資産
ペ・ヨンジュンが表舞台から姿を消しても、その財力は衰えることがなかった。2018年、彼が最大株主を務めていた芸能事務所「キーイースト」の株をSMエンターテインメントに売却。これにより、彼は約500億ウォン(約55億円)もの巨額を手にした。
この売却劇は、2006年にキーイーストの前身企業であるオートワンテックに90億ウォンを投資し、大株主となった彼にとって大成功だった。約12年で400億ウォン以上の利益を生み出した計算になる。
さらに、彼はフィギュア制作会社「ブリッツウェイ」にも投資。持ち株比率は一時12.25%に達し、同社のコスダック上場後は約200億ウォン(約22億円)の利益を得たとされている。
実業家としての成功
ペ・ヨンジュンは「テックセレブスター(Tech+Celebrity+Investor)」として、さまざまなスタートアップへの投資を行ってきた。特に2015年以降、バイオテクノロジーやカフェ事業など、幅広い分野で投資を行い、事業家としての道を歩んでいる。
現在の彼の純資産は1,000億ウォン(約110億円)以上とも言われ、俳優業を引退した後も驚異的な資産を築き続けている。
ヨン様はなぜ寄付を続けるのか?
ペ・ヨンジュンは過去にも数多くの寄付活動を行ってきた。
- 2004年 新潟県中越地震の被災者に3,000万円を寄付。
- 2005年 スマトラ沖地震の被災者に3,000万円を寄付。
- 2006年 韓国の集中豪雨の被災者に2,400万円を寄付。
- 2011年 東日本大震災の被災者に10億ウォン(約7,500万円)を寄付。
彼の寄付の特徴は「災害時の即応支援」と「医療・教育への支援」に焦点を当てていることだ。今回の延世医療院への寄付も、その一環と考えられる。
一時代を築いた“ヨン様”、今後の活動は?
現在、彼が芸能界に復帰する可能性は極めて低いとされる。しかし、実業家としての活動は継続しており、新たな投資案件に関する話題が浮上することもある。
また、彼の妻パク・スジンも2016年のバラエティ番組『オクス洞の師匠』を最後に芸能活動を中断しており、夫婦ともにメディアから距離を置いた生活を続けている。
今回の30億ウォン寄付が報じられたことで、再びペ・ヨンジュンの名前が世間に広まったが、彼自身は相変わらず静かな生活を続けているようだ。

まとめ
ペ・ヨンジュンの30億ウォン寄付のニュースは、多くのファンにとって彼の変わらぬ優しさと影響力を再確認する機会となった。俳優業を引退しても、彼は資産を活用しながら社会貢献を続け、財界でも成功を収めている。
韓流のレジェンドとして今もなお影響力を持つヨン様。今後も彼の動向から目が離せない。
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